本や論文の内容を暗記しやすくする勉強法まとめ【おすすめYouTube付き】

本や論文の内容を「読んで終わり」にせず、しっかり覚えて使えるようにするには、暗記テクニック+ノート術+復習設計の3つを組み合わせるのが効果的です。この記事では、科学的に裏付けのある「忘れにくい勉強法」のポイントを整理しつつ、日本語・海外のおすすめYouTube動画へのリンクをまとめて紹介します。動画を見ながら、自分の読書・論文読みのスタイルに取り入れてみてください。

主なポイント

  • 暗記は「ひたすら読む」より想起(思い出す練習)+間隔反復を組み合わせる方が効率的
  • 本や論文は「目的決め → 構造をつかむ → 自分の言葉で要約 → 分散復習」の流れで読む
  • ノートは写すのではなく、自分の頭で整理したアウトライン・図解・一言要約を書き残す
  • 論文は「タイトル・要旨・結論・図表 → 必要なら方法」の順で読み、1本1メモにまとめる
  • 日本語・英語のYouTubeには、これらをわかりやすく解説した良質な動画が多数ある

本や論文の「暗記」に効く基本概念とは?

なぜ「読むだけ」ではすぐ忘れるのか?

人の記憶は、時間とともに自然に薄れていきます。これを表したものが有名な「忘却曲線」です。
ただ読む・線を引くだけの勉強は、脳にとっては「楽」なので、その場ではわかった気になりますが、長期記憶には残りにくいことが多くの研究で示されています。

暗記を助ける2大メカニズム

  1. 想起練習(Retrieval Practice / Testing Effect)
    • 「見る」より「思い出そうとする」行為そのものが記憶を強くします。
    • 自分で問題を作って解く、小テストをする、口頭で説明する…などが代表例です。
  2. 間隔反復(Spaced Repetition)
    • 同じ内容を一定の間隔をあけて繰り返し思い出すことで、長期記憶への定着が飛躍的に高まります。
    • Anki などの暗記アプリが採用している原理です。

この2つをベースに、「どう読んで」「どうメモし」「どう復習するか」を設計すると、本や論文の内容をかなり覚えやすくなります。


本や論文を暗記しやすくする勉強法とは?

1. 読む前に「問い」と「目的」を決める

読み始める前に、次のような問いを書き出します。

  • この本/論文から何を得たいのか?
  • 読み終わったあと、「3行で内容を説明するとしたら?」
  • 自分の課題・研究テーマのどの部分に関係するか?

この「問い」があるだけで、脳は重要な情報を選別しやすくなり、結果として覚えやすくなります。

2. まず「構造」をつかんでから細部を読む

本なら「目次・序文・各章のまとめ」、論文なら「タイトル・要旨・結論・図表」を先にざっと確認します。

  • 本:目次を読み、「この本は何を主張する本か」を1文で仮決め
  • 論文:タイトル・要旨・結論を読んで「何を明らかにした研究か」を1文でメモ

先に全体像をつかむことで、新しい情報を既存の知識に結びつけやすくなり、記憶の「ひっかかり」が増えます。

3. フェインマン・テクニックで「自分の言葉」に変換する

フェインマン・テクニックとは、「小学生にもわかるように説明するつもりで、自分の言葉で説明する」方法です。

  • 1章/1セクションごとに、1〜3分で口頭説明してみる
  • それをそのままノートに「一言要約」として書く
  • うまく説明できなかった部分だけを読み直す

これは強力な想起練習であり、理解の穴も可視化できます。

4. ノートは「写す」より「編集」する

良いノートの特徴は、「読み返したときにその本/論文の内容が蘇ってくること」です。写経のように書き写すのではなく、次のような形にまとめると記憶に残りやすくなります。

  • 1冊/1本につきA4 1枚以内のまとめを目標にする
  • 「主張」「根拠」「自分への示唆」の3ブロックに分ける
  • 図・矢印・マインドマップを使って因果関係や構造を書き出す

Zettelkasten(ツェッテルカステン)のような、1メモ1アイデアでカード化する方法も、研究者の長期的な知識管理に広く使われています。

5. 復習は「短く・何度も・思い出す前提で」

暗記に効く復習のポイントは次の通りです。

  • 復習のタイミング
    • 読んだ当日 → 翌日 → 3日後 → 1週間後 → 1か月後…のように間隔を空ける
  • 復習のやり方
    • まとめノートだけを見て、内容を頭の中で再生→足りない部分だけ本や論文を見直す
    • 穴埋めテスト形式で、自分にクイズを出す
    • 学んだ内容を誰かに説明する/ブログやSNSに要約を書く

「読む復習」より「思い出す復習」にすることで、長期記憶が強固になります。


YouTubeで学べるおすすめ勉強法(日本語編)

ここでは、本の内容や資格参考書、論文の内容を覚えやすくするうえで参考になる日本語チャンネル/動画を厳選して紹介します。

本の内容を定着させる系

勉強全般・教科書暗記に役立つ系


YouTubeで学べるおすすめ勉強法(海外編)

英語圏のYouTubeには、エビデンスベースの勉強法や読書法に特化した動画が多くあります。字幕や再生速度調整を使えば、日本人でも十分活用できます。

本の内容を覚えるための英語動画

暗記・試験勉強全般に役立つ英語動画

論文を読み・覚えるための英語動画


実際の勉強手順は?(本編・論文編別のステップ)

本(ビジネス書・専門書・参考書)の場合

  1. 目的とゴールを書く(1〜2分)
    • 「この本から得たいこと」を1〜3行で書き出す。
  2. 目次と序文を読む(5〜10分)
    • 章ごとに「何が書いてありそうか?」をざっくりメモ。
  3. 1章読んだら1分アウトプット
    • 章ごとに「一言要約」「重要ポイント3つ」をノートに箇条書き。
    • 時間があれば、フェインマン・テクニックで口頭説明。
  4. 読み終わったらA4 1枚に圧縮
    • 「主張」「根拠」「自分の行動にどうつなげるか」を1枚にまとめる。
  5. 間隔をあけて復習
    • 1日後・3日後・1週間後に、その1枚を見ながら、
      • ・まず目を閉じて内容を思い出す
      • ・思い出せなかったところだけを本で確認

この流れは、上で紹介した日本語・英語の「読書法」系動画と相性が良く、そのまま真似してアレンジできます。

論文(学術論文)の場合

  1. タイトル・要旨・結論・図表だけ読む
    • 研究の目的・結論・大まかな結果を、1〜2文でメモ。
  2. 自分の研究/仕事との関連を書き出す
    • 「この論文は自分にとってなぜ重要か?」を明確にする。
  3. 方法・結果を精読しながら、1本1メモを作成
    • ノートやNotion、Obsidianなどに、
      • 論文情報(タイトル・著者・年・ジャーナル)
      • 研究の問い・方法・結果・限界
      • 自分の研究・実務への示唆
        を1枚にまとめる。
  4. 論文同士をリンクする(Zettelkasten的に)
    • 似たテーマ・手法の論文メモを相互リンクし、「自分だけの文献ネットワーク」を作る。
  5. 定期的にメモを読み返し、レビューを書く
    • まとめたメモを元に、ブログ・研究ノート・レビュー記事として再アウトプットすると、記憶がさらに定着します。

このプロセスは、「How to read and take notes like a PhD」「HOW TO TAKE NOTES for RESEARCH PAPERS」などの動画と非常に近いので、動画を見ながら自分流にカスタマイズするとやりやすいです。


注意点・よくある失敗とベストプラクティス

よくある失敗

  • マーカーだらけで「安心するだけ」で終わる
  • 最初から最後まで順番通りにきっちり読もうとして挫折する
  • ノートが「写経」になり、あとで見返す気がなくなる
  • YouTubeの勉強法動画を「見るだけ」で満足してしまう
  • 復習のタイミングを決めておらず、結局一度も見返さない

ベストプラクティス

  • 「読みながら」ではなく「読み終わってから」マーカーやまとめをする
  • 本も論文も、「構造 → 要点 → 詳細」の順で攻める
  • ノートはA4 1枚を上限にし、「読み返すための目次」と割り切る
  • 勉強法の動画を見たら、その場で自分の本/論文で1つ実験してみる
  • 復習スケジュールをカレンダーやタスク管理アプリに入れておく
    (AnkiなどのSRSアプリを使うのも有効です)

FAQ(よくある質問)

Q1. 1回読んだだけで本や論文を覚えることはできますか?

ほとんどの場合、1回読んだだけで細部まで覚えるのは非現実的です。
大事なのは、1回目で「全体像・主張・キーワード」をつかみ、その後の想起練習と間隔反復で必要な部分だけを強く覚えていくことです。

Q2. 線を引いたり、重要箇所にマーカーを引くのは意味がありますか?

マーカー自体は悪くありませんが、それだけでは効果が弱いとされています。
線を引いた後に、なぜそこが重要なのかを自分の言葉でメモする/後でクイズ化することで、初めて記憶に残りやすくなります。

Q3. 洋書や英語論文でも同じ勉強法は使えますか?

基本原理(想起練習・間隔反復)は言語を問いません。
英語の場合は、難しい部分だけ和訳しながら、「日本語で要約メモを作る」など、自分が一番考えやすい言語で整理すると覚えやすくなります。

Q4. 勉強法のYouTube動画が多すぎて、どれから見ればいいですか?

  • 本の内容を覚えるなら:
    日本語なら「【暗記にも最適!】本の内容を記憶に定着させる方法」、英語なら「How I Remember Everything I Read – Using Spaced Repetition」がおすすめです。(YouTube)
  • 論文メインなら:
    「How to read and take notes like a PhD」「HOW TO TAKE NOTES for RESEARCH PAPERS」から始めると、全体像がつかみやすいです。(YouTube)

Q5. ノートは手書きとパソコン(アプリ)、どちらが良いですか?

研究では、手書きの方が理解・長期記憶に有利という結果もありますが、デジタルノートは検索性・リンク性で優れています。
「インプット時は手書きで整理 → 後でNotionやObsidianに要点だけ転記」のように、両方を組み合わせる人も多いです。


まとめ:今日からできる「暗記しやすい読書・論文読み」の一歩

最後に、この記事の内容をすぐ試せる「3つのアクション」に絞ります。

  1. 1冊/1本を選び、「目的」と「3行要約」を先に書いてから読む
  2. 読み終わったら、A4 1枚に「主張・根拠・自分への示唆」をまとめる
  3. 上で紹介した動画を1本だけ選び、その内容をその本/論文で実際に試してみる

これを数冊・数本分続けるだけでも、「読んだのに何も覚えていない」がかなり減ってくるはずです。
必要であれば、「資格試験向け」「研究者向け」「社会人のインプット向け」など、用途別にさらに深掘りした勉強法も一緒に考えていきましょう。

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