研究ノート、論文PDF、進捗管理をバラバラのツールで管理していると、「どこに何を書いたか」がすぐにわからなくなります。Notionをうまく使えば、研究に関する情報を一つのワークスペースに集約し、探す時間を大きく減らせます。本記事では、Notionで研究整理をしたい学生・研究者向けに、実際の使い方を学べるブログ記事とYouTube動画をテーマ別にまとめました。リンクからそのまま飛んで、今日から研究用Notionを整えていきましょう。
主なポイント
- Notionで研究を整理するときの基本的な考え方と、最低限つくるべきデータベースがわかる
- 文献管理・論文管理に強いブログ記事と、その読みどころを用途別に整理
- 読書メモ・勉強ノート作成に役立つ日本語YouTube動画と英語圏の研究テンプレを紹介
- Notion公式ガイドやテンプレートを研究用途にどう転用するかのヒントを解説
- 複雑になりすぎないためのベストプラクティスと、よくある質問へのQ&A付き
Notionで研究整理とは?基本の考え方
研究の「整理」とは、次の4つをひとつの流れとしてつなぐことです。
- 文献・資料を集める
- 要約やメモを書き、研究ノートとして残す
- プロジェクトや論文ごとにアイデアを再配置する
- 進捗・タスクを管理する
Notionは、ページとデータベースを組み合わせて、これらを1つのワークスペースにまとめられる「オールインワン・ワークスペース」です。Notion公式ガイドでも、クラスノート用データベースとリソースデータベースをリンクさせて管理する方法が紹介されています。(notion.so)
研究用にカスタマイズされた論文データベース、研究ノート、プロジェクト管理ページを組み合わせると、論文PDF・読書ノート・タスクをすべてNotion上でつなげて管理できます。情報整理術を詳しく解説した日本語記事も増えており、組み合わせて学ぶのが近道です。(infohackジャーナル)
Notionで文献・論文をどう管理する?おすすめブログは?
初心者向け:シンプルな文献管理データベースを作りたい
ゴール:
まずは「論文一覧+メモ」のデータベースを作り、タイトル・著者・年・メモ・ステータス(未読/読了など)を管理できるようにする。
1. Notion文献管理の入門編(日本語・note)
- 北京大学博士が解説するNotion文献管理の入門記事
博士課程の筆者が、Notionを使った文献管理の考え方と、シンプルなメモ用データベースの作り方を解説している記事です。
「設定が複雑だと続かないので、あえて機能を絞る」というスタンスで、プロパティも最低限に抑えた構成になっているのが特徴です。(note(ノート)) - Notion論文管理で研究が変わる!学生・研究者向け実践マニュアル
論文データベースのプロパティ例(タイトル・著者・年・ジャーナル・PDF添付・タグなど)や、ビュー(未読一覧、重要論文ビューなど)の作り方まで詳しく解説した長文マニュアルです。
PDFのサイズ制限への対処や、CSV経由で他ソフトからデータ移行する方法、研究チームでの共同利用のポイントまで書かれているので、「最初から本気で構築したい」人に向いています。(infohackジャーナル)
この2本で学べること
- 最低限のプロパティだけで始める「ミニマル構成」
- 論文データベースを育てていくときの、プロパティ追加の考え方
- 読了状況や重要度でフィルタリングするビューの作り方
研究全体を俯瞰したい人向け:研究×Notionの実践記
ゴール:
「論文だけ」ではなく、計画・進捗・研究ノート・授業準備など、研究生活全体をNotionで見渡せる構造を真似したい。
- 文系修士が紹介する「研究するならNotionはマスト!」
文系修士の著者が、研究用親ページの下に「計画・タスク管理」「進捗管理」「論文ノート」などの子ページを作る構成を紹介しています。学生向けに、学割でNotion有料プランを使うメリットにも触れています。(┈┈┈ ❁ ❁ ❁ ┈┈┈) - シンプルかつ使いやすい研究・開発用のNotionテンプレート
大学院生が作成した「研究・開発テンプレート」を解説する記事。月・週・日で研究タスクをタイムライン管理しつつ、論文管理・読書記録・学会管理・研究ノートまでを一つのテンプレートにまとめています。研究プロジェクトと文献をどのようにリンクさせるかの具体例として参考になります。(Zenn) - GoodNotesとNotionを組み合わせた論文管理法
iPadのGoodNotesでPDFに直接注釈を書き込み、そのメモや疑問点をNotionにエクスポートして管理するワークフローを紹介した記事です。タブレットで読み込み、PCで整理するスタイルの人に向いています。(Kazulog)
Zettelkasten 的に知識をリンクさせたい人向け
- Notionを使った文献・研究のまとめ方
西洋美術史を学ぶ筆者が、興味ノート・文献情報・問い(Question)などを複数データベースに分け、リンクさせながら知識を蓄積する方法を紹介しています。一部有料ですが、無料部分だけでも「ノートはリンクで育てる」という発想がよく伝わります。(note(ノート))
この系統の記事は、「ノートの取り方そのもの」を改善したいときに読みたいジャンルです。論文要約だけでなく、「そこから生まれる問い」や「他の文献との関係」をNotion上で可視化するヒントが得られます。
研究ノート・読書メモはどう作る?おすすめYouTube動画は?
Notion初心者向け:勉強ノート・読書メモの基本
ゴール:
データベースを使った「勉強ノート/読書ノート」の基本構造を、画面を見ながら真似して作れるようにする。
- 【Notion】を使った勉強ノートの作り方
勉強ノートを1から構築しながら、データベースの作成・ビュー切り替え・テンプレート機能まで実演してくれる動画です。テーブルやカンバンビューで授業や科目を整理するイメージが掴みやすく、学生の「日々の勉強ノート」にそのまま転用できます。(YouTube) - 【テンプレ無料配布】Notionで読書メモを作る方法
読書メモに特化したデータベースを作り、タイトル・著者・ジャンル・要約・気づきなどを記録するテンプレートを丁寧に解説しています。動画内で配布されているテンプレートを複製して使えるので、「まずは完成形から触りたい」という人に最適です。(YouTube)
読書×iPad×Notionのワークフローを学びたい
ゴール:
KindleハイライトやiPadでの読書メモを、できるだけ自動でNotionに流し込みたい。
- 神アプリNotionを活用した超効率iPad読書術
iPadでの読書とNotionを組み合わせるワークフローを解説する動画です。Kindleや専用ツールからハイライトを取り込み、Notionの読書ノートに自動で反映する流れが紹介されています。(YouTube) - 【無料配布】Notion読書メモが10倍効率化するテンプレート(初心者OK)
読書メモを自動整理するNotionテンプレートの使い方を解説している動画です。AI要約や高速保存の仕組みも組み込まれており、読書量の多い人ほど恩恵を受けやすい構成になっています。(YouTube)
こうした動画は「手作業入力をどこまで減らせるか」という観点で見ると、自分の読書フローにどの程度自動化を取り込むか判断しやすくなります。
英語OKなら:リテラチャーレビュー専用ダッシュボード
ゴール:
英語での説明に抵抗がなければ、英語圏のテンプレート付き動画で「本格的なリテラチャーレビュー環境」を構築する。
おすすめは次の3本です(すべてYouTube):
- How to Use Notion for Creating a Literature Review Dashboard
文献レビュー専用のダッシュボードをテンプレートと自動化、Notion AIを使って構築する手順を解説。(YouTube) - How To Organize Research Articles Using Notion
論文記事を失くさないように、タグとビューを使いながら整理する「最小構成」の方法を紹介。英語がゆっくりで、画面構成もシンプルなので真似しやすいです。(YouTube) - Notion for Academics – Academic Research Dashboard Overview
研究用ダッシュボードのテンプレートを、研究プロジェクトや参考文献、タスク管理などと絡めて紹介する動画です。テンプレートは有料ですが、構造のアイデアを盗むだけでも価値があります。(YouTube)
英語動画は「テンプレの構造をスクリーンショットで真似する」だけでも十分参考になります。英語音声がつらい場合は、再生速度を落として字幕+画面だけ見るのも手です。
Notion公式ガイドやテンプレートはどう活用する?
Notion公式ヘルプには、学生向けに「新学期に向けてNotionで整理する方法」が詳しく掲載されています。(notion.so)
- クラスノート用データベース
- リソース(論文・記事・書籍)データベース
- それらをRelationでつないだダッシュボード
- Webクリッパーでブラウザからワンクリック保存
- AI SummaryやKey Insightsプロパティで自動要約
など、研究用途にそのまま転用できる要素が豊富です。
記事内からは、Class Notes、Student Dashboard、Plan your thesis などのテンプレートにもリンクされているので、まずはこれらを複製して日本語ラベルに変え、自分の分野向けにプロパティを整理するとスムーズです。(notion.so)
ブログとYouTube、どの順番で学ぶと効率的?
ここまで見てきたリソースを、「学びやすい順番」で並べると次のような流れになります。
- 全体像をつかむ(ブログ)
- 「研究するならNotionはマスト!」や研究テンプレート記事を読んで、研究生活全体をNotionでどう俯瞰するかのイメージをつかむ。(┈┈┈ ❁ ❁ ❁ ┈┈┈)
- 文献データベースの骨格を作る(ブログ)
- 北京大学博士の入門記事や実践マニュアルを読みながら、自分用の論文データベースを作る。(note(ノート))
- 手を動かしながらノートを作る(YouTube)
- 勉強ノート・読書メモの動画を見ながら、データベースのビューやテンプレートを整える。(YouTube)
- Zettelkasten的なリンクや英語テンプレで拡張する
- 知識のつながりを意識したnote記事や、英語のリテラチャーレビューダッシュボード動画で「発展編」に進む。(note(ノート))
この順番で進めると、「情報を集めるだけで終わる」のではなく、実際に自分の研究用ワークスペースが出来上がっていきます。
Notionで研究整理するときの注意点・ベストプラクティスは?
1. いきなり盛り込みすぎない
多機能なテンプレートや高度な自動化に憧れますが、多くの上級ユーザーは「とにかく簡単に設定できること」を重視しています。(note(ノート))
まずは次の3つだけに絞るのがおすすめです。
- 論文データベース
- 研究ノート(論文ごとの詳細メモ)
- 研究プロジェクト(論文テーマや進行中の研究)
慣れてきたら、読書記録や学会管理、授業ノートなどを足していきましょう。
2. データベース同士をRelationでつなぐ
NotionのRelationプロパティを使うことで、論文データベースと研究ノート、プロジェクトを相互にリンクできます。Notion公式ガイドでも、「Resources」データベースをクラスノートやタスクとRelationでつなぐ例が紹介されています。(notion.so)
最低限、次のリンクを作っておくと後で効いてきます。
- 論文 ↔ 研究ノート
- 論文 ↔ 研究プロジェクト
- 論文 ↔ 読書メモ(一般書を研究に使う場合)
3. PDFサイズとバックアップに注意する
Notionは無料プランだとファイルアップロードサイズに制限があり、大きなPDFは外部ストレージに置き、Notion側にはURLを記録する運用がよく紹介されています。(infohackジャーナル)
また、研究データは資産なので、
- 定期的にワークスペース全体をエクスポートする
- HTML/Markdown/CSVのいずれかでローカルにバックアップする
といった運用を、月1回程度は行っておきましょう。(infohackジャーナル)
4. 「振り返りの場」を必ず作る
研究ノートや論文データベースを作っても、振り返らなければ意味がありません。研究テンプレート記事では、月間・週間・日単位で進捗とノートを見返す仕組みが用意されています。(Zenn)
Notion上でも、
- 毎週の「研究振り返り」ページ
- 今週読む論文のビュー
- 重要論文だけを表示するビュー
など、「振り返り専用ページ」を用意しておきましょう。
FAQ:Notionでの研究整理に関するよくある質問
Q1. Notionだけで、MendeleyやZoteroなどの文献管理ソフトは不要ですか?
A. 必ずしもどちらか一方に絞る必要はありません。
引用スタイルの自動生成や論文PDFのメタデータ管理は、MendeleyやZoteroが得意です。一方、Notionは「研究ノート・プロジェクト・タスク」と文献情報をまとめて扱うのが得意です。CSVで文献情報をエクスポートし、Notionにインポートする方法も紹介されています。(infohackジャーナル)
Q2. Notionの有料プランにするタイミングはいつですか?
A. 目安は「PDFや画像を大量にアップロードしたくなったとき」です。
美術系や実験系など、画像やPDFを大量に扱う分野では、ファイルサイズ制限のある無料プランだとすぐに限界が来ます。学生は学割を使って有料プランを無料で利用できるケースもあるので、自分の大学メールで登録できるか確認してみてください。(note(ノート))
Q3. 研究室やゼミ全体でNotionを共有しても大丈夫ですか?
A. 可能ですが、権限設定とバックアップの運用が重要です。
論文データベースや研究ノートを共同編集する例は多く、権限を調整しながらゼミや研究会で活用している事例も紹介されています。(infohackジャーナル) メンバーごとの編集権限を分け、ワークスペースごとに設定を管理できることはNotion公式ヘルプでも説明されています。
Q4. 英語の記事や動画はどの程度参考にすべきですか?
A. 構造と画面レイアウトだけでも真似する価値があります。
英語圏の動画は、リテラチャーレビュー専用ダッシュボードやAIを絡めた自動化など、設計のスケールが大きいものが多いです。細かい英語を理解しなくても、テンプレの構造(どんなデータベースをどうつないでいるか)を真似するだけで、大きなヒントになります。(YouTube)
Q5. まずどのテンプレートから試すのがよいですか?
A. Notion公式の Class Notes/Student Dashboard/Plan your thesis テンプレートが無難なスタート地点です。(notion.so)
これを複製して日本語化し、「論文データベース」と「研究ノート」を追加するだけでも、シンプルかつ強力な研究ワークスペースになります。
まとめ:今日から始めるNotion研究整理の次の一歩
最後に、この記事を読んだあと「今すぐできること」を3つだけ挙げます。
- 研究専用トップページを1つ作る
「Research Hub」や「研究ノート」など名前を付け、そこから論文データベース・研究ノート・タスクページに飛べるようにします。 - 論文データベースを最低限のプロパティだけで作る
タイトル・著者・年・PDF(またはURL)・ステータス(未読/読了)だけで十分です。細かい項目は、必要になったときに追加しましょう。 - この記事で紹介したブログ or 動画を1本だけ選び、真似してみる
すべてを消化しようとせず、「これが一番自分に近そう」と思ったリソースを1つだけ選び、画面を見ながらNotionを触ってみてください。
Notionは、いきなり完璧なシステムを作ろうとすると挫折しがちです。
まずは「論文5本ぶんのメモを入れられる箱」を作るつもりで、小さく始めて少しずつ育てていきましょう。
