大学生のうちに資格を取ろうと思っても、始めはなかなか勉強時間が取れませんよね。
そうなると、資格取得がどんどん遠のいてしまいます。
しかし、資格を一度取ってしまえば達成感からどんどん資格勉強にのめりこむようになります。
僕の実体験なので、これは間違いありません!
ただ、取りやすい資格といえど、短期間でとれる資格はほとんど意味のないものばかりです。
資格を取った達成感は少しあるかもしれません。
ですが、人から評価されない資格を取っても大して自分のモチベーションは変化しないと思います。
そもそも、資格を取る上での考え方がまだ理解できていない人は前回解説したこちらの記事がおすすめです。
簡単に記事の解説をすると、
- 独占業務のある資格
- 国家資格
の2つがあれば役に立つ資格であることが多いです。
それを踏まえて、今回は『大学生にとって取りやすい資格』である宅地建物取引士(以下、 宅建士)について解説していきます。
この記事では、取りやすい資格だけでなく、役に立つという観点からも見て紹介しています。
資格選びに悩んでいる人は最後までしっかり読み進めてくださいね。
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大学生が取りやすい資格で実用的なものは?
英検、簿記、漢字検定などなど。
日本にはたくさんの資格があります。
その中で、あえて僕はみなさんに宅地建物取引士の資格をお勧めしたいと思います。
理由は、冒頭で紹介した
- 独占業務のある資格
- 国家資格
この2つに該当するだけでなく、それ以上に宅地建物取引士の資格は魅力に満ちています。
次の見出しでは、どうして僕が宅地建物取引士の資格を大学生に推しているのか。
もう少し詳しく理由について解説していきます。
大学生が取りやすい資格で宅建士を推す理由
僕が宅地建物取引士という資格を取ってから、随分と見える世界が変わりました。
不動産業界に興味を持つようになったのもありますが、就活へのハードルが一気に下がったのが一番のポイントでした。
大学4年生になると、就活を始めなければいけないのですが宅地建物取引士の資格を取っておくと就活に対する焦りがなくなります。
ここでは、就活に有利な点を含めて大学生が取りやすい資格で宅地建物取引士の資格をお勧めしている理由について解説しました。
難易度が国家資格の中でダントツで低い
宅地建物取引士の資格は国家資格です。
国が定めた規則に則った資格ですので、信用度がほかの資格に比べて段違いです。
そのため、人気が高く僕が受験した年は3万人が受験したことで少し話題になりました。
この宅地建物取引士の資格ですが、人気が高いだけあってかなり難易度は低めです。
どれくらい難易度が低いのかというと、3カ月間問題演習を繰り返すだけでとれてしまう資格です。
しかも、法律など全く知らない畑違いの工学部である僕でも取れてしまいます。
それほど難易度が低い資格です。
試験内容は択一試験のみなので、昔でいうセンター試験の延長線上にあるようなもの。
対策は、問題演習のみでOKです。
特別な試験対策は必要ありません。
愚直なまでに問題演習を繰り返すだけで自然と合格に近づいていきます。
勉強時間も択一の問題演習を繰り返すだけなので、知らないうちに時間が結構経っていることもあります。
一番試験勉強の中で苦にならないのが、この宅地建物取引士の資格だと僕は実際にやってみて感じました。
受験者が多い分、試験対策の情報が溢れている
宅地建物取引士の試験は数万人規模の試験なので、ネット上に合格者の勉強方法がたくさん載っています。
ちなみに僕の勉強方法については、こちらの記事に載っています。
このように探せばいろいろな人の合格者の体験記が見つかります。
自分に合った勉強スタイルが何なのかを知る上でも宅地建物取引士の資格はお勧めです。
実際に、Twitterでは日々多くの宅地建物取引士資格を持っている人たちが情報を発信しているので受けるか迷っている人はそちらを見てみるのもアリかもしれません。
低価格で通信講座を利用できる
宅地建物取引士の試験は、国家資格の中で一番難易度が低いと言われるだけあって通信講座の費用も比較的安価に設定されています。
価格帯は2万円弱~7万円程度と大手の通信講座でも10万円を切る価格設定です。
中でも、僕が実際に使っていたスタディングは17,600円と通信講座の中で最安値でありながら講座のクオリティも高く、あまりお金をかけたくない学生にピッタリの通信講座でした。
こちらの記事にて詳しく解説しているので気になる方はご覧ください。
就活の際に、上場企業などからオファーが届くようになる
これも実体験になるのですが、宅地建物取引士の資格を取ると上場企業からインターンシップのお誘い等をいただく機会が爆発的に増えます。
また、就活サイトを見てみると宅地建物取引士の資格を持っている人は手当がついたり、採用時に優遇されたりするなどと表示している会社も多くあります。
詳しくは、就活専門サイトを除いて見てください。
大学生が取りやすい資格に挑戦する前に
資格を取ろうとする前にある程度、指針を立てる必要があります。
資格を取ろうと思っても方針がはっきりしていないと、はじめの一歩が踏み出せない上に、方針を決めている間に熱が冷めてしまうからです。
ここでは、方針を立てるうえで気にするポイントを3つ解説しています。
趣味で取りたいのか、何かに活かしたくて取るのか
資格勉強を始める前段階として、趣味でとるのか何か活かしたくて取るのかはっきりさせましょう。
具体的には、
- 就活で活かせるのか
- 副業で活かせるのか
- 将来の仕事で必要となるのか
これら3つを考えておくだけで大丈夫です。
この3つがはっきりすると、資格に対するモチベーションもぐんと上がるので真っ先に資格を取る目的を決めるところからスタートしましょう。
通信講座を利用するのか、独学なのか
資格の目的が決まったら、資格勉強に割ける予算を考えましょう。
クレカを持っている人なら分割払いが可能なのか、懐事情と相談しながら決めることをおすすめします。
また、学生であれば親から資格勉強に使うお金を貸してもらえるところがほとんどだと思うので費用で迷ったらまずは親に相談してみましょう。
独学でも十分、宅地建物取引士の資格は合格できますがそれなりの学習計画をしっかり立てる必要があります。
それが嫌な方は、通信講座を受講するしかありません。
通信講座は独学に比べて、費用は掛かりますが時間効率は圧倒的に高いので短時間で合格を目指すのであれば通信講座を受講するのもアリです。
通信講座の中で最安値がスタディングなため、僕の場合はまず取ろうと思っている資格の講座があるのか確認します。
独学だと、環境に甘えて勉強が進まなくなってしまうので…(笑)
どれだけの時間を勉強に当てられるのか
最後に、どれだけの時間を資格勉強に充てることができるのか考えましょう。
大学生といえど、
サークルやバイト、学校の講義など意外と勉強時間を取れなかった…
なんてことも考えられます。
初めから確保できそうな時間量を考えておくことで、スキマ時間の活用に力を入れたり朝方の生活にシフトしたり対策を練ることができます。
したがって、大体の時間量でいいので資格勉強に充てられる時間はどれくらいありそうなのか、忘れずに考えておきましょう。
まとめ
今回は、『大学生が取りやすく、実用的な資格』をテーマに解説してきました。
今回のおさらいです。
とくに、資格勉強を始める前の3つのステップは忘れずにやっておきましょう。
計画なしで資格勉強をスタートさせても、破綻するのも明確です。
まずは外堀を埋め、その次に本陣の資格に関して考えていきましょう。
焦りは禁物ですよ!